猫の色彩感覚と視力・視力低下と目の病気 完全ガイド

猫が窓際で外をぼーっと眺めてるときありますよね。外の世界はどんな風に映るのでしょうか?そもそも色は区別できているんでしょうか?私たちと同じように見えているのでしょうか?

猫の視力と色覚

猫の視力ってどのくらい?

また猫は暗闇では人の6倍ほどよく見えるとも言われています。月明かりなどのほんの少しの光を目に取り込むことができる構造になっているので夜間や早朝でも活発に活動ができます。少ない光をたくさん眼球内に取り込むために、水晶体と呼ばれるレンズ部分や角膜が人よりも発達しているので、猫の目を横から見るとビー玉のように透けて見えて盛り上がっているのはそのためです。

ただし、その大きさゆえに屈折率も大きく猫の視力は0.3程度だと言われています。超近眼なので5メートルほど先の物しかはっきりと見えないようで、しかも止まっているものはぼやけて見えると考えられています。

一方で動いているものに対してはピントが合いやす仕組みになっており、猫が野生で生きていく中で獲物を捕獲するために発達した機能と言われています。

猫は色の認識はできるの?

猫に人間のようなカラフルな色覚はありません。これは夜行性動物独特の特徴だと言われています。夜間に獲物を捕獲したり行動するときに色の識別は重要ではないので、進化の過程でそうなったのでしょね。

様々な研究から「赤系」「グレー系」は認識ができないと言われています。特に赤系の色はほとんど認識できず、すべてグレーぽくみえるようです。逆に「」「黄色」「」「」はよく見えると考えられています。

せっかく買ったおもちゃにイマイチ反応ない場合はもしかしてその「色」がよく見えていないのかもしれませんね。カラーバリエーションを揃えると、その猫ちゃんがよく見える色が見つかるかもしれませんよ。

また2014年英シティ大学の行った実験で猫は紫外線が見えることが分かりました。私たち人間の水晶体を紫外線をブロックするので見ることができません。ただ紫外線の色を猫が「色」として認識しているかわ分かりません。猫にとって紫外線はどんな風にみえるのか興味がありますね。

猫も目が悪くなるの?

猫の視力低下

猫も病気で視力が低下することがあります。ただ猫は聴覚や臭覚がとても発達しており、普段はその機能をたくさん使って活動しているため、目が悪くなっても生活に支障が出ることが少なく、飼い主さんが視力低下に気が付いてあげられないことが多いようです。特に片方の目だけ視力が悪くなっていてもほとんど飼い主はわからないようです。

  • いつもはスムーズに飛び降りていた場所から飛び降りるのを躊躇する仕草
  • なでた時に驚いたり、過剰に反応するようになった
  • 物にぶつかったり、ジャンプに失敗するようになった
  • あまり走らなくなったり、壁に沿うように歩くようになった

このような変化があった場合は視力が低下している可能性があるので注意してあげてください。

ちなみに僕らにいわゆる「老眼」はないんだよ

猫の視力低下の原因は、目に傷がついた場合、脳神経疾患からくる視力低下、そして眼球自体の病気があります。今回は眼球の病気をいくつかご紹介しますので参考にしてください。

白内障

レンズの役割である水晶体が白く濁り、徐々に白濁が濃くなります。視界が悪くなるので、進行が進むと物にぶつかったり、頻繁に鳴くようになります。白内障を予防することは難しいと言われていますが点眼薬などで進行を遅らせることができます。

早期発見がポイントになるので猫の目がいつもよりグレーっぽく濁っていと感じたら早めに動物病院を受診してあげましょう。

緑内障

角膜とレンズの間に眼房水という液体があるのですが、なんらかの原因でこの液体が排出されず溜まってしまい眼圧が高くなり、眼球が腫れて、目が飛び出したように大きくなる病気です。初期段階では目をしょぼしょぼさせたり、目を気にする仕草をします。視界が悪いので物にぶつかることもあります。手遅れになると失明する疾患なので注意が必要です。

進行性網膜委縮

目の内側にある網膜が変形して薄くなり徐々に視力が低下する病気です。瞳孔が開きっぱなしになったり、暗い場所で動きにくそうにしている、おもちゃを追いかけない場合は注意してください。先天的な遺伝の場合もあるので予防は難しいですが、進行がすすむと失明する病気です。

ですがこの病気の初期症状は非常にわからいづらく、気が付いたときにはかなり進行しているケースが多いです。定期的に検査をして猫の体調を把握するとよいですね。目の検査では眼圧測定や角膜のチェックなど行われます。

視力が低下した猫にできること

猫はとても我慢強いので一緒に暮らしていても体の異変に気が付いてあげれないかもしれません。普段から愛猫の行動や特徴、性格を観察して、少しでも違和感を感じたら、できるだけ早めに動物病院を受診してあげましょう。治療しながら猫が不自由がない生活環境を整えてあげることも大事ですね。

家具の配置やトイレ、フードの置き場所など変わってしまうと猫が戸惑うかもしれませんので、どうしても配置を変えたいとは少しずつ行いましょう。猫がストレスを感じず、安心して動ける空間が必要です。また掃除機をかけるときや、ドライヤーをかける時など猫がびっくりするかもしれないので一言声をかけてあげると猫も穏やかに生活できると思います。

猫の色覚についてはいまだに解明されていない部分が多くて謎が残っています。もしかしてここに書いたようには見えないかもしれませんね。

猫の瞳はとてもきれいで宝石のようです。私が持っている宝石の中でいちばん輝いていて一番大事な宝石です。くるくる変わる瞳孔もずっと見ていて飽きません。いつまでもその瞳で動くものを追いかけ続けて欲しいですね。ぜひみなさんも猫の瞳の変化に注意して愛猫と楽しいねこライフを送ってくださいね

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